【砺波ランチ】食べログ百名店・ミシュラン掲載。散居村の古民家蕎麦屋「福助」の細挽きせいろ

富山県砺波市林、北陸自動車道の砺波ICから車で約10分。散居村の風景が広がる田園地帯に、「手打ち石臼挽き蕎麦 福助」はあります。黒部の山間部から移築された伝統的な建築様式「アズマダチ」の大きな古民家が、白い暖簾を揺らして客を迎えます。

食べログ「そば WEST 百名店」、ミシュランガイド北陸2021特別版ビブグルマン掲載。富山県内で同時受賞したのは、富山市の「達磨(だるま)」とこの福助の2店のみです。

  • ミシュランビブグルマン&食べログ百名店——砺波が誇る蕎麦の名店
  • アズマダチの古民家、日本庭園が見える店内——空間ごと味わう蕎麦時間
  • 細挽きせいろは香りが立つ。蕎麦湯専用の汁椀が用意される、細やかな心遣い
手打ち石臼挽き蕎麦 福助|店舗情報
ビブグルマン

Menu(一例)

  • 細挽きせいろ 1,300円
  • 玄挽き田舎 1,300円
  • 海老の天せいろ 2,800円
  • なめこおろし蕎麦 2,500円
  • 辛味大根おろし蕎麦 1,700円
  • 大盛り +400円
住所砺波市林947-1(地図を見る)
電話番号0763-33-2770
営業時間11:30〜14:30(L.O.)※蕎麦がなくなり次第終了
定休日月曜(祝日の場合は営業・翌火曜休)
駐車場あり
座席34席・全席禁煙
予約平日のみ受付(お盆・GW・年末年始は来店順)
公式サイトを見る →

古民家の静けさの中で、蕎麦と向き合う

暖簾をくぐると、高い天井と太い梁が視界に入ります。黒部の山間部から移築されたアズマダチの古民家を改装した店内は、開放的でありながら落ち着いた空気が流れています。大きな窓の向こうには手入れの行き届いた日本庭園があり、季節によって表情が変わります。

蕎麦を食べる場所として、これ以上の環境はなかなかない。静かに蕎麦と向き合いたいときに来たい店です。

2種類の蕎麦——「細挽きせいろ」か「玄挽き田舎」か

福助の冷たい蕎麦は、2種類から選ぶ形式です。

「細挽きせいろ」は、殻をむいた蕎麦の実を石臼で細かく挽いたそば粉で打ったもの。なめらかな喉越しが特徴で、伸びやすく乾きやすいため、運ばれてきたらすぐに食べることが推奨されています。「玄挽き田舎」は、殻つきのまま粗く挽き込んだそば粉で打ったもの。野趣ある香りとしっかりした歯ごたえが持ち味で、最初の一口はお塩で食べると蕎麦の風味を感じやすいとのこと。

どちらも、富山県産を中心に各地から取り寄せた玄蕎麦を低温貯蔵し、必要な量だけを前日に自家製粉。水は富山県の井戸水を使用しています。生粉打ち(十割)または九割で、季節や玄蕎麦の個性に合わせて打ち方を変えているとのことです。

細挽きなのに、香りが立つ——「細挽きせいろ」大盛り

今回は細挽きせいろを大盛りで注文しました。均一に細長く切り揃えられた蕎麦は、口元に近づけた瞬間から香りが鼻に届きます。細挽きでこれだけ香るのかという意外さがある。すすると喉越しは滑らかで、ざらつきが一切ない。

つゆは鰹と醤油がしっかり効いたキレのある仕上がりで、蕎麦の風味をきちんと受け止めながらも主張しすぎない。かえしには本みりんを使用しているとのことで、角のない甘みがベースにあります。大盛りにしたにもかかわらず、気がついたらあっという間に食べ切っていました。

食後の時間が、もう一つの体験になる蕎麦湯

蕎麦湯はとろんとした粘度があり、口に含むと舌の上で蕎麦の爽やかな香りが広がります。ふんわりとしながら、芯のある香り。

食べ終えた直後は少し物足りないかもと思っていましたが、この蕎麦湯をゆっくり飲みながらくつろいでいると、お腹も心もいつの間にか満たされていました。

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まとめ:蕎麦を食べるために、砺波まで来る価値がある

空間・蕎麦・蕎麦湯——どこか一つが突出しているのではなく、三つがそろって一つの体験になっている店です。細挽きせいろの香りの立ち方は、蕎麦に詳しくない人でも「これは違う」と気づくレベルです。ミシュランや食べログ百名店という肩書きは、来てみると納得します。砺波エリアを訪れる際は、昼のスケジュールに組み込んでおく価値のある一軒です。