「くちいわ」日本の粋な食文化“蕎麦と日本酒を一緒に楽しめる” 朝日町の蕎麦屋

朝日町にある蕎麦屋「くちいわ」。

泊駅近くにある古民家を改装した“和”を感じるお店では、こだわりの手打ち蕎麦と日本酒を味わえます。

ツルツルとざらっとした舌触りの食感が絶妙な蕎麦は、これまで食べてきた中でもトップレベルの美味しさ。

朝日町なので行くのが大変ですが、そば好きであれば、ぜひ一度は訪れてほしいお店です。

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おすすめポイント

  • 富山県内でトップレベルの蕎麦屋
  • 不動の人気を誇る「ごま汁」

くちいわの評価

おすすめ★★★★★
コスパ★★★★☆
SNS映え★★★★☆
雰囲気★★★★☆

くちいわの営業時間・場所

営業時間
昼 11:30~14:30
夜 18:00~22:00
定休日
日曜、不定休
場所

富山でそば文化を広めるため、東京から富山へUターン

店主の口岩さんが東京から富山へUターンしてお店を開いたのは2009年4月。

「富山はうどん文化とそば文化の境目」とも言われますが、そんな富山でそば文化を広めるため、今の場所とは異なる朝日町道下でお店を始めます。

朝日町は富山県で最も商売が難しいとも言われますが、地元はもちろん全国のお客さんからも愛される人気店となり、7年にわたる営業を続けた後、現在の泊駅近くに移転。

テーブル席

日本の粋な食文化“蕎麦と日本酒を一緒に楽しめる”

“蕎麦屋で日本酒を楽しむ”という食文化の始まりは江戸時代。

昔は冷蔵技術が発達しておらず、注文を受けてからそばを打っていたため、提供まで時間がかかっていました。

待つことが大の苦手である“短気な江戸っ子”を待たせないため、そばの提供までの時間を埋める役割として日本酒とおつまみが登場したそう。

くちいわでは、そんな“粋な食文化”を引き継ぎ、“地酒との新しい出会いを楽しんでほしい”との想いから、全国から厳選した地酒を用意しています。

テーブル席とカウンター席

その日の気分に合わせて“そば“を楽しむ

くちいわでは、シンプルな「ざる」や不動の人気を誇る「ごま汁」、天ざる、月見、肉そばなど10種類以上のそばを提供。

その日の気分やお腹の空き具合に合わせて、お好みのそばを注文できます。

「大盛り」はないので、1人前で物足りないという方は「追加ざる(720円)」で、ぜひ2人前食べてみてください。

メニュー
・ざる(920円)
・辛味おろし(1,160円)
・ごま汁(1,250円)
・天ざる(1,870円)
・豚ざる(1,540円)
・鴨汁(1,650円)
・かけ(960円)
・月見(1,100円)
・どんこ(1,270円)
・天ぷらそば(1,900円)
・肉そば(1,600円)
・きのこ(1,650円)など

王道の「ざる」と不動の人気を誇る「ごま汁」

初めて訪れたときにまず食べたいのが、王道の「ざる」。

木目が美しい器に盛り付けられたそばは、見た目からして大変美しく、見ているだけで幸せな気持ちになります。

肝心の味はというと、ツルツルとざらっとした舌触りの食感が絶妙で、そばの風味も繊細で上品。

富山県内のそばをいろいろ食べてきましたが、個人的にはこれまで食べてきた中でトップレベルの美味しさ。

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ざる(920円)

リピートしたときに食べたいのが、不動の人気を誇る「ごま汁」。

一般的な“ごまだれ”と思って食べると、きっと衝撃を受けるかと思います。

一口食べると、ごまそのものを食べてるかのような、旨味が凝縮された濃厚なつゆの存在感に圧倒されます。

ただし、圧倒的なごまの風味により、そばの風味が打ち消されてしまうことになるため、その点は心づもりが必要。

ごま汁(1,250円)

くちいわの感想

古民家を改装した居心地の良い店内で、日本の粋な食文化“蕎麦と日本酒を一緒に楽しめる” 「くちいわ」。

富山県内でトップレベルの美味しさの蕎麦を味わうことができます。

くちいわの魅力を満喫するためには、蕎麦と日本酒の両方を楽しむ必要がありますが、まずはランチに蕎麦だけでもおすすめ。

きっとリピートしたくなること間違いなしです。