「何度来ても、やっぱりここだと思う」
すし処鳴海を再訪してそう感じました。今回も時化で品数が絞られるタイミングでしたが、それでもひとつひとつの完成度の高さは変わらない。むしろ、その日に本当に良いものだけを出すというスタンスに、あらためて職人への信頼が増しました。
新高岡駅からほど近い「すし処鳴海」。高岡で江戸前寿司を食べるなら、まずここを選んで間違いないと思います。
- 毎朝氷見漁港から厳選仕入れ——その日揚がった地魚だけを握る
- フォルムの美しさと、シャリとネタの一体感が際立つ丁寧な仕事
- 新高岡駅近く・駐車場あり——アクセスと使い勝手の良さも魅力
| 住所 | 高岡市京田545-1(地図を見る) |
|---|---|
| 電話 | 0766-73-2930 |
| 営業 | ランチ 12:00〜14:00 / ディナー 17:00〜21:00 |
| 定休 | 水曜 |
| 駐車場 | あり |
| 座席 | 18席(カウンター・テーブル) |
新高岡駅そば、開放感のある空間で氷見の地魚を
北陸新幹線の新高岡駅から約300mとすぐそばで、駐車場も完備されているので県外からのアクセスも悪くありません。
店内はカウンター席とテーブル席合わせて18席。広々とした開放感があり、居心地が良い。カウンターに座れば、職人が目の前で一貫ずつ丁寧に握る様子をそのまま見られます。
使われている器は黒い板皿が中心で、白やピンクのネタの発色がよく映える。料理を出すことへの意識が、こういうところにも表れていると感じました。
毎朝氷見漁港から——その日の地魚だけを握る
すし処鳴海の特徴は、毎朝氷見漁港から厳選して仕入れた地魚を使うことです。その日の水揚げによってネタが変わり、時化の日はメニューが絞られることもあります。
2度続けてそのタイミングに当たりましたが、逆に言えば、それだけ仕入れに妥協していないということでもあります。「今日あるものを出す」ではなく、「今日良いものだけを出す」——その姿勢が、毎回の訪問を特別なものにしてくれます。
実食レビュー——お任せ握り10貫(4,400円)
この日いただいたのは、お任せ握り10貫(4,400円)。黒い板皿に一貫ずつ出てくるスタイルで、ひとつひとつに集中して向き合えます。

半透明の白い身が美しいアオリイカ。包丁の入れ方が丁寧で、口に入れた瞬間にとろけるような甘みが広がります。いかの握りでこれだけ繊細な旨みを感じるのは、鮮度と仕事の両方が揃っているからだと思いました。

皮目のオレンジがかった美しい色が目を引きます。脂が乗っているのに重くなく、後味がすっきりしているのが特徴です。口の中でほどけていく感覚は、何度食べても飽きない。
富山に来たら外せない一貫です。

淡いピンクの身にポン酢がのせてあり、柑橘の酸味と醤油のコクがサワラの脂の甘みを引き締めます。ふわりと柔らかい身とシャリとの一体感が心地よく、食べた後の余韻も美しい。

赤身の鮮やかな色とサシのグラデーションが、見ているだけで食欲をそそります。包丁で格子状の切れ込みが入れられており、シャリとの絡まり方が計算されています。口に入れた瞬間の脂の溶け方が、丁寧な仕事を物語っていました。

さっぱりとした白身の上に、肝がのせてある仕立て。淡白な身と濃厚な甘みの肝が口の中で溶け合う瞬間は、言葉を失うほどの美味しさです。初めて食べた方は間違いなく驚きます。
この日のコースで特に印象に残った一貫でした。

富山を代表する食材のひとつ、バイ貝。艶やかな煮貝の旨みが凝縮されていて、コリコリとした食感の後に甘みがじんわりと広がります。富山産ならではの味わいを感じられる一貫でした。

「富山の味覚の女王」とも呼ばれるベニズワイガニを、丁寧にほぐして乗せた一貫。繊維がきれいに並んでいて、見た目だけで手間がわかります。蟹本来の甘みと旨みが素直に味わえる仕立てがコースの締めにふさわしい一貫でした。
まとめ:何度訪れても、また来たくなる
2度目の訪問でも、期待を裏切らないお店でした。アオリイカからベニズワイガニまで、富山湾の恵みをひと通り堪能できるラインナップ。ネタの顔ぶれはその日の水揚げによって変わりますが、一貫一貫の仕事の丁寧さは変わらない。それが「また来たい」と思わせる理由だと思います。
新高岡駅から近く、駐車場もあります。ランチから利用できて、ひとりでも入りやすいので、高岡エリアで寿司を探している方には、自信を持っておすすめできるお店です。
富山の寿司をもっと知りたい方へ
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高岡は、泊まって回ると面白い街です
夜に鳴海でお寿司を食べて、翌朝は金屋町や古城公園を散歩する——高岡はそんな一泊の組み立てが似合う街です。氷見や能登方面への拠点としても使いやすく、富山市内とはひと味違う旅になります。


