【富山市東岩瀬】”ドレスコードは日本酒”。蕎麦を軸に組み立てた大人のコースが楽しめる「くちいわ」

富山市東岩瀬町、北前船で賑わった歴史ある街並みの一角に店を構える「酒蕎楽 くちいわ」。蕎麦と日本酒を軸に組み立てたコース料理を、夜のみ・完全予約制で提供するお店です。

店主の口岩倫彦さんの名前をそのまま冠した屋号が示すとおり、この店はまさに口岩さんの蕎麦への向き合い方そのもの。”ドレスコードは日本酒”というコンセプトが象徴するように、飲む前提で、心置きなく訪れてほしい一軒です。

  • 夜のみ・完全予約制——蕎麦を軸に組み立てた本格コース
  • コースはまず蕎麦から始まる——「最高の状態で蕎麦を味わってほしい」という店主の哲学
  • 蕎麦好きも日本酒好きも満足できる——大人の蕎麦飲みができる、富山でも稀有な一軒
酒蕎楽 くちいわ|店舗情報

Menu(一例)

  • おまかせコース
  • 内容例:ざる蕎麦・大人のハッピーセット・蕎麦の刺身・だし巻き卵・蕎麦がき・肉蕎麦・りんごのソルベ
住所富山市東岩瀬町135(地図を見る)
営業時間18:00〜22:00(夜のみ)
定休日不定休(InstagramのDMにて予約・休業日確認)
予約方法Instagram @tomohikokuchiiwa のDMより
駐車場なし
座席カウンター席8名

コースはまず蕎麦から——「最高の状態で味わってほしい」という哲学

一般的な蕎麦コースは最初におつまみが出るものですが、口岩ではコースの幕開けに2種類の蕎麦が提供されます。「最高の状態で蕎麦を味わってほしい」という店主の考えから来る構成です。

まずは細打ちのざる蕎麦。しなやかさとコシを両立した、ハリのある蕎麦です。食べ方は順番があって、最初はそのまま、次はスペイン産の岩塩、続いてわさび、最後につゆ——と少しずつ変えながら蕎麦の表情を追っていく。シンプルな構成ながら、その順番に意味があることが食べてみるとわかります。

2種目は、黒い殻ごと挽きぐるみにした蕎麦で、素朴な野趣と蕎麦の甘みが前面に出た味わいです。同じ蕎麦でも、製粉の違いでここまで変わるのかという発見があります。

日本酒が自然と進む——「大人のハッピーセット」

蕎麦を楽しんだ後に登場するのが「大人のハッピーセット」。焼き味噌・酒粕のわさび漬け・白エビなど、日本酒の肴として的を射た品々が一度に並ぶ。このネーミング、食べてみると深く納得します。

日本酒のラインナップは全国から厳選されたもの。お酒が強くない方には、グラスの半量での提供など柔軟に対応してもらえます。自分のペースで飲めるのは、連れを選ばないという点でもありがたい配慮です。

噛むほどに旨みが出る——蕎麦の刺身・だし巻き卵・蕎麦がき

コースの中盤以降も、蕎麦を主軸に据えた料理が続きます。

蕎麦の刺身は、最初のざる蕎麦と同じ蕎麦粉ながら厚みと幅を変えた一品。噛むほどに風味と旨みが広がります。だし巻き卵は丁寧な仕事ぶりが伝わる、出汁の効いた安定の味わい。

蕎麦がきは、目の前で蕎麦の実をグラインダーで挽くところから始まります。出来立ての蕎麦がきは自然薯のように粘りが強く、もちもちとした食感。自然な甘みと蕎麦の香りがしっかり残っていて、これが特に印象に残る一皿です。

飛騨牛の肉蕎麦でコース〆——温かさが染みる一杯

コースの締めは温かい肉蕎麦。飛騨牛のしゃぶしゃぶ肉がたっぷりと乗っていて、出汁と牛の旨みが溶け合った汁が蕎麦によく絡みます。デザートにはりんごのソルベ。果実そのものを食べているような自然な甘みで、コースをすっきりと締めくくります。

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まとめ:蕎麦と日本酒を本気で楽しむ夜に

蕎麦を食べる場所は多くあっても、蕎麦を軸に一夜のコースとして楽しめる店は、富山でもそう多くありません。口岩はその稀有な一軒です。予約は難しくなっていますが、訪れる価値は確かにあります。蕎麦好き・日本酒好きな方は、ぜひ一度足を運んでみてください。

岩瀬の夜を、もっとゆっくり過ごすなら

お酒を楽しんだ後は、移動のことを気にせず富山に泊まるのが正解です。岩瀬エリアや富山駅周辺のホテルを探しておくと、当日の夜がより一層くつろいだものになります。